きょうも何かを忘れたようだ

一瞬を記録する場所

ひとを「無縁化」する力は何か。そしてそれに抗う力を生み出すのは何か。

f:id:kinaribon:20190101171748j:image

 

2019年、横浜市中区にある簡宿街・寿町で、ゆっくりと取材を始める。

誰に頼まれた訳でもない。

ただ、知りたいから知りたい。

そういう取材だ。

 

ゆらぎ、怠惰になってしまう自分を律するために、元日の夕刻、発心を誓おうとある場所に行った。

 

寿で亡くなった方々が眠る「千秋の丘」だ。

横浜の都心部に位置する寿町から、ずっと北にある郊外・青葉区恩田にある古刹「真言宗徳恩寺」にその合葬墓はある。

碑は、のどかな里山から新横浜のビル街までを臨める高台にある同寺のひな壇墓地の1番上の奥にあった。

正月らしく、鏡餅とみかんが供えられていた。

 

これから何回かこのお寺に来て話を聞くことになるだろう。
住職の鹿野融完さんにもご挨拶ができた。

自分のこころに迷いが生まれたり、行き詰まったりしたら、ここに眠る方々と対話をしよう。

f:id:kinaribon:20190101173029j:image

ひとを無縁にする力と

それに抗う力。

それがどんな街の風景の中に、暮らしの現実として立ち現われているのか。

 

知りたいことを、ただ知りたい。

ほんとうに久しぶりに、「〜のために」「〜を解決する」なんて恩着せがましい「目的」を離れて、純粋な気持ちで街に出ていける。そのことが有り難い。

ただ、聞きたい。見たい。

そこからだった。

 

 

f:id:kinaribon:20190101172753j:image